SKT、ETRI、サムスン電子、LG電子は1990年代、移動通信需要の増加に対応するため、アナログ方式の10倍以上の通話量に対応できるCDMA方式を商用化した。世界では当時、TDMA(時分割多元接続)方式を巡り技術競争が繰り広げられていたが、韓国政府と企業は潜在力のあるCDMA方式の商用化に挑戦。政府はETRIが韓国に導入したCDMA技術を基にSKTに移動通信技術開発事業管理チームを発足させた。以降、サムスン電子、LG電子などの端末メーカーが協力し、CDMA方式の初の商用化に成功した。
IEEEのキャスリーン・クレイマー会長は「CDMA方式による技術革新は、アナログ通信からデジタル通信へのパラダイムシフトという大規模プロジェクトを、民間企業と共に進めることを決定した韓国政府の強い意思が結実したもの」と話した。
韓国政府は、今後も移動通信技術開発に対する支援を惜しまないとの意向を明らかにしている。
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