韓国電力機器メーカーが相次ぎ工場増設、AIやEVなどによる電力需要の急増を受け=韓国
韓国電力機器メーカーが相次ぎ工場増設、AIやEVなどによる電力需要の急増を受け=韓国
電気設備メーカーのLSエレクトリックは、工場増設のため年間約2000億ウォン(約228億6342万円)規模の超高圧変圧器の生産能力を、2025年に4000億ウォン(約457億2780万円)規模へと拡大することを決めた。さらに変圧器メーカーKOC電気の株式51%を買収。これにより超高圧変圧器製造設備を増設し、2025年末まで生産能力を2倍以上増やす。

このほか暁星重工業は1000億ウォン(約114億3346万円)を投資し、米国メインフィスと韓国のチャンウォン(昌原)にある超高圧変圧器工場を増設する。電力機器製造のHD現代エレクトリックも、米国アラバマ工場の生産能力を増強する。

韓国の電力機器メーカーが相次ぎ増設を行う背景には、電力網の需要増加がある。再生可能エネルギー発電の増加と共に、電力使用量が多い人工知能(AI)、電気自動車(EV)などの需要が急増し世界各国で電力網の需要が増えている。とくに米国では製造業のリショアリングのほか、再生可能エネルギー発電の増加による電力網の新設および老朽化した電力網の交換需要で、電力設備が供給不足となっている。

現代重工業の重工業部門の受注残は3年分の受注に相当する4兆1000億ウォン(約4688億2106万円)に上るなど、韓国企業の多くは2026年までの受注を確保している状態だ。


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