「法律を学んでいた明るい友達が…」 デート殺人事件の被害者友人の訴え=韓国
「法律を学んでいた明るい友達が…」 デート殺人事件の被害者友人の訴え=韓国
韓国キョンギド(京畿道)ハナム(河南)市で、彼氏に別れを告げた後、残酷に殺害された20代女性の友人らが、加害者の厳罰を訴えた。

 13日、被害者の大学同期と先輩たちはSNSに「河南デート殺人事件公論化」アカウントを通じて「友人は本当に誰よりも明るくて、一緒にいるだけで他人を幸せにしてくれるような人だった」として「そんな友人があまりにも若い年齢で私たちのそばを去ったという事実は悲痛でしかない」という立場を明らかにした。

 彼女らは「友人と私たちは大学で共に法を学ぶ仲間だった」として「事件後に関連した判例を探してみたし、大部分の判例が殺人という犯罪にも関わらず、量刑が20年にとどまるという事実を知ることになった」と話した。続けて「大切な友人を殺した人がまともに処罰されず、友人が法の死角地帯に置かれたデート暴力、デート殺人事件の被害者になったことが本当に残念で腹が立つ状況」と付け加えた。

 デート暴力、デート殺人などはさらに強力な処罰が必要だというのが彼女らの主張だ。「韓国はデート暴力や殺人に対する処罰強化法案が7年間国会で滞留中の状態であり、一般犯罪と同じ法律案として適用中だと理解している。また、このような犯罪に対して判例を探してみても強力な処罰がなされた判例が希薄だという事実が非常に遺憾」とし、「これ以上私の友人のような被害者が発生しないよう、強力な法律が用意されることを願っている」と強調した。

 先立って河南市所在のアパートに居住していた被害者は、7日午後11時20分頃、自分の居住地の近くでA氏の凶器に刺されて死亡した。A氏は犯行後1キロ余り逃げたが、市民の通報によって10分余りで現行犯逮捕された。

 当初、A氏は被害者は知り合いであったと言われたが、被害者の遺族はSNSを通じて「社会的にデート暴力、デート殺人がイシューになっている状況であり、加害者の陳述を元にした記事なのかどうか分からないが、これは真実ではない」として「被害者と加害者は3週間ほど交際した仲で、別れを告げたため殺害された」という立場を明らかにした。
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