韓国首相「医者には、限りない自由ではなく生命を守る “法的制限”がある」

韓国のハン・ドクス（韓悳洙）首相は14日「生命を扱う医師たちには、限りない自由ではなく国民の生命を守るための憲法的・法律的制限がともなう」と語った。

ハン首相はこの日、ソウルポラメ病院を訪れ「生命権は基本権中の基本権であり、国家は国民の生命と安全のため存在している」として、先のように強調した。

この日のハン首相による現場点検は、ソウル大学医学部の教授たちと大韓医師協会がそれぞれ今月の17日と18日に集団休診を決意した状況の中で行なわれた。

ハン首相は「国民の生命と健康を守るのは医療界に与えられた法的責任であり、患者との大切な約束だ」とし「患者との信頼は、医師たちが一生を捧げ医業に献身してきた理由であり結果だ」と力説した。

つづけて医師たちに対し「集団休診の決意を取り下げ、患者のそばにとどまってほしい」と訴えた。

また、辞表を提出し修練病院を去った専攻医（インターン）たちには「復帰するなら、いかなる処分や不利益はない」とあらためて言及した。