変貌を遂げたソウル市の浄水塔一帯、トロフィー型の大型芸術作品や庭園を造成=韓国
変貌を遂げたソウル市の浄水塔一帯、トロフィー型の大型芸術作品や庭園を造成=韓国
ソウル市ソンパ(松坡)区は、稼働停止後20年間放置されていたカラク(可楽)市場の浄水塔一帯を、並木のある庭園にリニューアルしたと発表した。

同区はソウル市および土地の所有者であるソウル市農水産食品公社と提携し、浄水塔を米国の世界的なアーティストであるネッド・カーンによる美術作品「雨のベール」へと変貌させた。

浄水塔の外部は風に揺れる33万個の細片で埋め尽くし、大気の循環でつくられる雨の特性を表現した。33メートルに及ぶ大型トロフィー型の作品は、風と陽光によって多彩な景観を演出する。内部には市民100人による、海の断面を表した作品を展示している。

放置された廃棄物で美観を損ねていた浄水塔一帯の緑地には、訪れる人が緑や安息を感じられるよう、ソウルでもっとも高い55メートルの大型太極旗を含む「和合の庭」、美術作品を鑑賞できる「アートプラザ」、思索・談話などを楽しめる「デッキ休憩所」を造成した。

同区は今後、ソクチョン(石村)湖から可楽市場交差点まで歩道を延長し、桜をはじめとした季節ごとの花を植えて庭園を造成する「松坡アベニュー庭園造成事業」を通じて、韓国内外の訪問客を誘致する方針だ。


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