火をともしたユン・テウンさん(左)と呉市長=27日、ソウル(聯合)
火をともしたユン・テウンさん(左)と呉市長=27日、ソウル(聯合)
【ソウル27日聯合】北京オリンピックの聖火リレーが27日、ソウルで午後2時にオリンピック公園・平和の広場からスタートし、警察に厳重警備されながらコースを進み、約5時間後の午後7時ごろ、ゴールのソウル広場に到着した。
 聖火リレーは曇り空の下、市民や中国人留学生ら数千人余りが見守る中で始まった。出発約30分後に脱北者がコースに乱入してすぐに警察に取り抑えられ、さらに40分後にも走者の50メートル手前で北朝鮮人権団体の会員2人がシンナーをまいて火をつけようとして警察に逮捕された。その後、聖火は江南駅を過ぎて漢南大橋を渡り、奨忠壇公園方向へと向かった。国立劇場前で1時間ほどの休憩を取った後、東大門、清渓川、光化門交差点を通り、午後7時ごろにソウル市庁前のソウル広場に無事到着した。

パダ の最新ニュースまとめ

 約22キロメートルのコースを、約80人の走者で聖火をつないだ。第1走者は大韓オリンピック委員会(KOC)の金正吉(キム・ジョンギル)委員長だった。ハンドボールのナム・ウンヨンさん、イム・オギョンさん、レスリングのシム・グォンホさん、重量挙げのチョン・ビョングァンさん、マラソンのファン・ヨンジョさんら歴代の五輪メダリスト、ホン・ミョンボさん、オム・ホンギルさんらスポーツスターのほか、Araさん、チョン・イルさん、パダさん、チャン・ナラさん、ソン・イルグクさんら芸能人、また政治家も参加した。最終走者はソウル五輪の開幕式にも登場したユン・テウンさんが務め、ソウル広場に設置されたステージで呉世勲(オ・セフン)ソウル市長とともに聖火台に点火しリレーを締めくくった。

聖火は阻止されることなくリレーを終えたが、この日、ソウル市内では人権団体と中国支持側の間で石の投げ合いになるなど、あちこちでぶつかり合いが見られた。

 聖火はこの後、午後11時に仁川国際空港から黄海直行路を利用し北朝鮮に運ばれ、28日は平壌で聖火リレーが行われる。


Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0