首脳会談は各国の最も重要な外交行事であり、ロシアの指導者の訪朝は24年ぶりであるにもかかわらず日程が公式発表されていないことから、一部では朝鮮戦争の開戦日である6月25日に行われる行事に合わせて調整されるのではないかとの見方も出ている。
国際外交の慣例とは異なり、北朝鮮が首脳会談の日程を事前に発表することは極めてまれだ。
首脳外交活動自体が頻繁ではなく、それも大部分が移動の当日に公開された。
韓国統一部によると、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の最高指導者就任以降、首脳会談の日程が事前に公開されたのは2019年6月に中国の習近平国家主席が訪朝した際のみだ。
当時、北朝鮮と中国は習氏の訪朝3日前にそろって日程を発表した。
昨年の金正恩氏のロシア訪問では出発の翌日に、同氏がロシアを「間もなく訪問する」と両国同時に発表した。ただ、具体的な日程は公開しなかった。
このため、今回のロ朝首脳会談もプーチン氏がロシアを出発してから両国が同時に日程を発表する可能性もある。
韓国大統領室高官は、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の訪問先のカザフスタンで12日(現地時間)、プーチン氏の訪朝日程が「数日内に迫った」と明らかにした。これにより、プーチン氏はベトナムを訪問する前の18~19日に訪朝すると予想されたが、その後はロ朝首脳会談の日程に関する大統領室からの言及はなかった。
統一部の具炳杉(ク・ビョンサム)報道官は17日の定例会見で「(外国の首脳が訪朝する)事例自体があまりに少ないため、一般化するのは難しい。いつどのような形で当事者が発表するか見守る必要がある」と述べた。
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