18日与党「国民の力」のキム・ミエ議員が警察庁から提出を受けた資料によると、ことし1~5月に警察に検挙された外国人の薬物事犯は549人だった。このうち57.8%(317人)は不法滞在の状態だった。
不法滞在の外国人による麻薬事犯は5年前の2018年(172人)と比べ6.3倍に急増した。年度別に見ると、2019年353人、2020年697人、2021年811人、2022年945人、昨年は1083人だった。同期間の外国人の麻薬事犯は597人から2187人に3.7倍増加した。
2018年からことしまでに検挙された不法滞在の外国人による麻薬事犯は計4378人で、国籍はタイが71.5%(3130人)で最も多かった。続いて、ベトナム718人(16.4%)、中国203人(4.6%)、ロシア68人(1.6%)、ウズベキスタン65人(1.5%)などの順だ。
キム議員は、「法務部(部は省に相当)と警察、地方自治体などの関係機関が協力し外国人と不法滞在者による麻薬犯罪の根絶に必要な総合対策を講じなければならない」とし、「汎政府的に米国麻薬取締局(DEA)のような薬物犯罪専門機関の新設の検討にも着手すべき」と話した。
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