正義連によると、この少女像は欧州ではドイツ・ベルリンに次いで2番目に公共の場所に設置される。海外に設置されるのは米カリフォルニア州グレンデール市(2013年)などに続き、今回で14体目。
設置場所はスティンティーノ市庁から約200メートル離れた海辺で、観光客が多く行き来するところだという。
碑文には、第2次世界大戦当時に日本軍がアジア太平洋地域で女性を「性奴隷」として強制連行し、少女像は被害者を記憶するための象徴であるという内容が盛り込まれた。韓国語とイタリア語、英語の案内板が設置され、QRコードを使えばさらに多くの言語でも碑文を読むことができる。
正義連は碑文について、過去の犯罪を否定し、責任を回避して少女像の建立を妨害する日本政府の行為が「不正義」であることを明示している点で意味が大きいと説明した。
少女像の設置は、正義連が昨年12月にスティンティーノ市に提案。同市の市長は、人類と女性に対するあらゆる形の暴力に反対するとして歓迎の意を表した。
平和の少女像は11年12月、ソウルの日本大使館前に初めて建てられた。現在は韓国に148、海外に31(撤去、または展示後に設置されていない六つを除く)の記念碑・平和碑が設置されている。
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