中国でヨーロッパ旅行ブーム、欧州選手権やパリ五輪の影響で＝中国報道

中国のオンライン旅行プラットフォーム「去哪儿（Qunar）」は、中国で現在、ヨーロッパ旅行が高い人気を集めていると明かした。

サッカーの欧州選手権（ユーロ2024）が開催されて以降、同プラットフォームでは、開催地であるドイツに関連するワードの検索数が前月より3倍に増えた。決勝戦が行われるベルリンに関する検索数は先週より2倍に増加した。

欧州選手権の開催期間(6月15日～7月14日)、中国からドイツへ向かう国際航空券の予約は前年同時期の2倍、ホテル予約数は1.5倍となった。

また、ドイツだけでなく、イタリア、フランス、スペイン、イギリスなどの宿泊施設の予約数も急増しており、特にイタリアは前年同時期の3倍となっている。

同プラットフォームの分析データによると、7月にはフランス・パリでオリンピックが開催されることもあり、夏休みシーズンの旅行地としてヨーロッパへの注目度が高まっている。

7月以降はヨーロッパ方面行きの航空券や、同地域の宿泊施設の価格が通常より3～4割ほど上がるものとみられている。