現代・起亜自がチリ企業とリチウムの供給契約、バッテリー材料確保の内製化へ=韓国報道
現代・起亜自がチリ企業とリチウムの供給契約、バッテリー材料確保の内製化へ=韓国報道
チリの化学メーカー、ソシエダード・キミカ・イ・ミネラ・デ・チリ(SQM)は17日(現地時間)、現代・起亜自動車とリチウムの長期供給契約を締結したと発表した。SQMは「現代・起亜自動車は今後、水酸化リチウムの供給を受けるだろう」と述べている。具体的な供給規模は非公開。

SQMは米国の化学大手アルベマールに続く、世界2位のリチウムメーカーだ。米国と自由貿易協定(FTA)を締結しているチリをはじめとした国々に鉱山を保有しており、米国インフレ抑制法(IRA)の条件も満たす。

現代自動車グループは2024年、電気自動車(EV)用バッテリーのメイン材料となる鉱物の確保を加速している。ことし初めには中国の盛新リ能集団(リは金へんに里)やガンフォン・リチウムとそれぞれ4年間、水酸化リチウムの購入契約を締結している。

現代自動車グループがバッテリーのメイン材料を直接調達していることについて業界では、材料の供給網を内製化し、バッテリーの原価を引き下げる狙いがあるとみている。このほかにも、バッテリー材料の安定的な供給網を構築するため、LGエナジーソリューションやSKオンなど韓国のバッテリーメーカーと合弁で工場設立も進めている。


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