19日、法曹界によると、光州地裁刑事1単独のキム・ヒソク部長判事はこの日、交通事故処理特例法違反(致死)の疑いで起訴されたA(66・女)に禁固1年を宣告し法廷拘束した。
裁判所が拘束前に供述の機会を与えると、Aは「事故当時、ハザードランプをつけており、他の車3~4台は私の車を避けて行った」と被害者のせいにするような発言をした。
Aは昨年2月10日午前6時40分ごろ、西海岸高速道路ソウル方面光州・務安ジャンクション付近で自身が運転していた貨物車を停車したり後進するなど突発行為で死亡事故を起こした容疑で起訴された。
当時、西海岸高速道路を走っていたA氏は、目的のインターチェンジを通り過ぎると、停車したり後進したりした。また、最低制限速度が時速50キロの区間で時速3キロの極めて低い速度で車を運転した。
冬の夜明けの時間帯で通行が円滑な高速道路を走行していた50代の運転者B氏は、道路の真ん中でほぼ停車しているAの車を発見し、急いで車を止めたが、避けられなかった。結局、B氏はAの車の後部にぶつかって死亡した。
Aはその後、裁判の過程で「突然エンジンが切れた」「運転手が前をきちんと見ていたら事故は起きなかっただろう」と抗弁したが、裁判所はこれを受け入れなかった。
裁判長は「被害者の立場でこの事故を避ける道はなく、距離不十分で衝撃強度も高かっただろう」とし「高速道路では特別な事情がない限り前の車が停車するとは予想し難い」と話した。
それと共に「Aが最低制限速度を遵守しなければならない義務を破った事故でB氏が亡くなったという因果関係を認めることができる」と話した。
続いて「初期の捜査段階では話さなかった車両の故障などを後になって主張したが、これを立証する資料を提出しておらず、他に認められる証拠もない。重大な過失で死亡事故が発生し、罪質が軽くなく遺族と合意しなかった点、刑事供託したが遺族が受領拒否の意思を明らかにした点、特別な処罰前歴がない点を考慮して実刑を宣告する」と判示した。
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