検察は「被告(男性教師)は教師の本分と責任を忘れ、学生たちに対する優越的な地位を利用して性犯罪を犯すなど、約4年間に11人の被害者を性的虐待し、成長期の青少年に取り返しのつかない精神的苦痛を与えたことにより、事案は重大で罪質は不良だ」とし「もっと重い刑の宣告を求めるため控訴した」と説明した。
つづけて「被害者たちが被告の厳罰を望んでいる点、被告の犯行期間や犯行方法などをみると、十分に再犯の危険性が認められる」と強調した。
去る18日、1審で裁判所は被告に対し懲役10年の刑とともに、性暴力治療プログラム・児童虐待治療プログラムの各40時間履修、情報公開・告知3年、児童・青少年・障害者関連機関などへの10年間就業制限を命令した。
また、電子装置の装着命令請求については「再犯の危険性に関する証明が足りない」として棄却した。
検察は今月5日の裁判で「被告に懲役14年を求刑し、情報公開・告知および就業制限20年、電子装置の装着20年などを宣告してほしい」と要請した。
被告はソウル市ウンピョン(恩平)区のある中学校で非常勤教師として働き、2019年の11月から昨年の10月まで生徒11人を対象に性的虐待を行なった容疑(青少年性保護法上の類似性行為など)により拘束・起訴された。
被害者の男子学生たちは、事件当時14~15歳であったという。
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