勲章の授与を決めた朝鮮労働党中央委員会、国務委員会、最高人民会議常任委員会はプーチン氏が両国関係を「新時代の要求に合わせて、不敗の同盟関係に昇華発展させた」と説明した。
同勲章は金日成(キム・イルソン)主席の60歳の誕生日に合わせて作られ、功績のあった高官、機関、団体、軍部隊などに授与されてきたが、外国人に授与された例は確認されていない。
金正恩氏は金日成勲章のほか、プーチン大統領を描いた絵画や北朝鮮で天然記念物に指定されている豊山犬の雄雌1組を贈った。
また、両首脳は北朝鮮とロシアの「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した後、プーチン氏が金正恩氏に贈ったロシアの最高級車「アウルス」を交互に運転して移動した。
国連安全保障理事会の制裁決議は、北朝鮮へのぜいたく品などの移転を禁じており、アウルスの贈呈は決議違反に該当する。
北朝鮮の各メディアはプーチン氏の訪朝を大きく扱った。朝鮮中央テレビは、プーチン氏が平壌で過ごした約12時間を約90分に編集して放送し、朝鮮労働党の機関紙「労働新聞」は通常6面の紙面を20日付は14面で発行し、1面から12面まで金正恩氏とプーチン氏に関する記事と写真で埋めた。6面には北朝鮮とロシアが締結した「包括的戦略パートナーシップ条約」の全文を掲載した。
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