【大田6日聯合】韓国原子力研究院は6日、原子力水素の製造に必要な超高温ガス炉(VHTR)の関連設計技術を米国に輸出したと明らかにした。加圧軽水炉用冷却圧力容器設計技術、熱交換機表面のイオンビーム処理による超高温ガス炉の内部食性強化技術などで、23万ドル相当の技術料での移転。米国の主導で進められている次世代原子力プラント(NGNP)プロジェクトに適用される見通しだ。
 NGNPは、超高温ガス炉を利用し電力と水素を同時に生産するもので、米ゼネラル・アトミックスやウェスティングハウスなど世界的な原子力専門会社が主導する3つの企業連合が参入、2018年まで進められる。摂氏950度以上の超高温ガス炉を利用することで、電気の生産はもちろん分解して水素を大量に生産することができるというもの。原子力研究院は2004年に超高温ガス炉を利用した水素生産技術の開発に着手しており、2020年代の原子力を利用した水素生産技術実証を目標としている。

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 関係者によると、研究院は2006年からNGNP事業に参入し、予備概念設計結果を輸出していた。今回の技術輸出に次いで、超高温ガス炉格納容器の開発、複合材開発技術懸案研究などを開始する計画だ。

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