KTの南重秀(ナム・ジュンス)社長は9日、聯合ニュースとのインタビューで「28日に北朝鮮の開城工業団地とソウルをつなぐ直接通信網が開通するとともに、開城工業団地にKT支社が設立される予定」と明らかにした。これまで現代峨山の金剛山観光事業や朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)の軽水炉建設事業などでは、双方の通信はすべて衛星により日本をう回した国際電話網を利用していた。
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KTは先月、開城支社の初代支社長にチョン・ヨングァン江北本部顧客線路部長を任命、開城に派遣し、支社設立作業を進めている。南社長は、「開城工業団地の入居企業が使用するだけでなく、これをもとに双方の通信協力が推進されるだろう。北朝鮮との通信事業推進には常に関心を持っており、機会さえ開かれれば事業ができるよう準備している。北朝鮮は市場としてのチャンスもあるが、KTだけが可能な公益的レベルの事業も構想している」と述べた。
KTは3月に北朝鮮の朝鮮逓信会社と電話料金、電話番号などすべての面で合意している。電話番号は開城工業団地から韓国にかける場合は「089」の後に国内電話番号を、韓国から開城にかける場合は、「011-8585」の後に続ける。料金は韓国・北朝鮮間が1分当たり40セント、開城工業団地内では3分当たり3セント。団地内に電話を設置する際の設置費用は100ドル、基本料金は月10ドルと決められた。
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