ロシアによるウクライナ占領地域に、北朝鮮軍「派兵」の可能性…韓国国家情報院「動向を注視」
ロシアによるウクライナ占領地域に、北朝鮮軍「派兵」の可能性…韓国国家情報院「動向を注視」
露朝が “包括的な戦略的パートナーシップに関する条約”の締結を通じて、事実上「軍事同盟関係を回復」したことにより、韓国の情報当局は北朝鮮による「ウクライナ派兵」の可能性を注視している。

韓国の国家情報院は22日「“軍事同盟”にあたる内容が盛り込まれた露朝間の条約締結による動向を、綿密に注視している」と明らかにした。

露朝間における軍事協力の可能性には、ロシアによるウクライナ占領地域の復旧に、北朝鮮の軍隊が投入されるシナリオがあがっている。専門家たちは「ドネツク・ヘルソン・ザポリージャなどロシアが占領・併合し自国の領土と宣言した地域に、北朝鮮軍が投入される可能性が高まった」とみている。

韓国の政府系シンクタンク“統一研究院”のハン・スンス上級研究委員は、韓国メディアとのインタビューで「露朝条約の第一次的な目的は、ウクライナ戦争に関する両国の不法な協力を正当化することにあるとみている」と語った。

つづけて「露朝条約の締結前は、想像の中のアイデアに過ぎなかったが、いまや現実的なシナリオになった」と付け加えた。

【おことわり】WoW!Koreaでは、ウクライナの首都の表記を「キエフ」から「キーウ」に変更します。その他の地名も従来はロシア語の発音で表記していましたが、ウクライナ語の発音に合わせます。
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