「生徒にわいせつ容疑」で無罪を受けた教師...懲戒無効を求める訴訟で敗訴=韓国
「生徒にわいせつ容疑」で無罪を受けた教師...懲戒無効を求める訴訟で敗訴=韓国
生徒に対するわいせつ容疑で無罪の判決を受けた教師が懲戒無効の訴訟を提起したが敗訴した。

クァンジュ(光州)地方裁判所は23日、チョルラナムド(全羅南道)のある高等学校の教師A氏が全羅南道教育長を相手に提起した「懲戒処分など無効確認」訴訟において、原告の請求を全て棄却した。

A氏は生徒の体に接触した行為で2021年に職位解除された。その後1年後である2022年に減給1か月の懲戒を受けると、これを不服として該当処分などを無効化し、未支給の賃金3900万ウォン(約450万円)余りを支給することを求める内容の行政訴訟を起こした。

A氏は毛布をかけていた生徒に「温度の差を確認してみよう」と言って、毛布の中に足を入れるなど体に接触した行為で起訴されたが、第1・2審で無罪の判決を受けた。

裁判所は「被害生徒の体に接触したことは事実だが、わいせつ行為に至ったと断定することは難しい」と判決した。A氏は該当無罪判決を根拠に職位解除および減給処分が全て無効であると主張した。

しかし、裁判所は「生徒へのわいせつ容疑で重い懲戒処分を受ける可能性が高く、原告が職務を継続して遂行すれば、2次加害などの憂慮もあり、職位解除した措置が違法であったと見ることはできない」と判断した。

また、「わいせつ行為の有無は別として、生徒の体に接触したことは事実であるため、これを教師として非常に不適切な行為であったと判断して、懲戒したことは誤りではなかった」と明らかにした。
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