ソウル近郊の京畿道華城市にある電池メーカーの工場で24日午前10時半ごろに発生した火災で、焼死したとみられる約20人の遺体が発見された。現場の関係者は、「捜索が完全に終わったわけではないため正確な人的被害の規模は今後発表する」と伝えた。午後3時10分ごろにはほぼ鎮火し、消防当局が建物内部の捜索を行っている。
◇最大野党代表が辞任 再選へ代表選出馬か
革新系最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が党代表を辞任した。党執行部を選出する8月18日の党大会を前に、再選を目指す意志を固めたものとみられる。規定上、李氏が再選に向けて党代表選に出馬するためには代表を辞任しなければならない。共に民主党は今週中に党大会準備委員会を設置し、来週初めに党代表・最高委員選挙の候補登録を告示する計画だ。
◇一斉休診に参加 医療法違反の疑いで医師5人を捜査
警察庁の禹鍾壽(ウ・ジョンス)国家捜査本部長は記者会見で、大学医学部の定員を大幅に増やすとした政府の方針に反発し、18日に行われた一斉休診に参加した医師5人を医療法違反の疑いで捜査していると明らかにした。5人は保健福祉部が捜査を依頼したソウル大病院の医師3人と市民が告発した医師2人という。禹氏は「今後、休診に関連し追加の告発があれば出頭を求め、迅速かつ厳正に捜査する」と述べた。
◇猛暑で「ラブバグ」急増 自治体は対応に苦慮
雌雄が交尾するような形で飛ぶことから「ラブバグ(愛の虫)」と呼ばれるヒイロトゲナシケバエが大量に発生している。平年を上回る気温が続き、ソウルでは観測史上最も早い熱帯夜を記録するなど例年より早く猛暑が到来したことで、亜熱帯気候で生息するヒイロトゲナシケバエが急激に増加した。人体に害を与えることはなく益虫に分類されるが、場所を問わず群れになって出没することで苦情が急増し、地方自治体は駆除に頭を悩ませている。
◇北朝鮮「汚物風船」から寄生虫 政府「感染症などの懸念なし」
統一部は、北朝鮮がごみなどをぶら下げて韓国側に飛ばした風船約70個について分析した結果、ごみの中身の堆肥などから寄生虫が検出されたと発表した。同部によると、ごみに含まれた土から回虫などの寄生虫が多数見つかり、土からは人の遺伝子も発見されたことから、人糞から出た寄生虫であるとみられるという。人糞から出た寄生虫が土に混ざっているのは、化学肥料の代わりに人糞肥料を使用する環境で発生するもので、衛生環境の低い国で起きる。ただ韓国に飛ばされたごみに含まれた土は少量で、軍が回収・管理したため、土地の汚染、感染症への懸念などはないと統一部は説明した。
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