日韓の財務相「通貨価値の急激な下落を懸念」…「過度な変動に適切措置」

日韓の財務相は、過度な通貨価値の下落に対し懸念を示し「適切な措置をとる」という立場を明らかにした。

世界的なドル高の中、円安・ウォン安が続いていることから、共同で「口先介入」に乗り出したものとみられる。

韓国のチェ・サンモク（崔相穆）経済副首相兼企画財政相は25日午後、ソウルの政府庁舎で鈴木俊一財務相と「日韓財務相会議」を開き、先のような内容の盛り込まれた共同報道文を発表した。

日韓の財務相会議は昨年6月に日本で開催されて以降、1年ぶりに開かれた。

双方は特に「両国の通貨の急激な価値下落」への深刻な懸念を共有した。

両国は「『経済成長と金融の安定性を維持するため、警戒心を持って素早く政策対応することが重要だ』ということで意見が一致した」とし「為替の過度な変動性と無秩序な動きに対し、適切な措置を引き続きとっていくことを再確認した」と伝えた。