骨折した労働者、受け入れ病院見つからず20時間後に手術…足を切断=韓国
骨折した労働者、受け入れ病院見つからず20時間後に手術…足を切断=韓国
チョンナム(全南)ヨス(麗水)国家産業団地で骨折した労働者がこの地域で手術を受けることができず、キョンギ(京畿)シフン(始興)まで運ばれた後、壊死(えし)により足を切断しなければならなかったという事実が明らかになった。

26日雇用労働部(部は省に相当)麗水支庁によると、今月3日午後5時15分ごろ、麗水国家産業団地で50代の労働者Aさんの右足がコンベアーベルトに挟まる事故が発生した。その後、119応急処理を受け1時間後の午後6時20分ごろ、麗水の総合病院に運ばれた。

しかし、この病院では「接合専門病院に移送して手術しなければならない」という意見を出し、専門手術が可能な付近の全南大学病院、チョソン(朝鮮)大学病院などに問い合わせたものの、「患者を受け入れることはできない」という返事ばかりが返ってきた。

その後、午後7時になってやっと京義始興市の病院から「手術が可能」との連絡があり、午後11時ごろ始興の病院に到着し、翌日午前に血管接合手術、午後に骨折手術を受けた。

しかしすでに壊死が進行していたため、右足のひざの下まで切断しなければならなかった。事故から手術を受けるまでに20時間が経過し、ゴールデンタイムを逃したためだ。

さらに、Aさんは10日に別の病院でひざの上まで切断する2次手術を受けたと伝えられた。

Aさんと家族は、「専攻医(研修医)の離脱などで一番近い地域の大学病院にすぐに受け入れてもらえず、切断まですることになった」と問題を提起している。手術ができないとした全南大学病院と朝鮮大学病院は、「専攻医の離脱と転院拒否には関連がない」との立場だ。
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