「害虫を退治する」…「250年の保護樹木」を燃やした認知症患者が “執行猶予”=韓国
「害虫を退治する」…「250年の保護樹木」を燃やした認知症患者が “執行猶予”=韓国
韓国で、「害虫を退治する」として樹齢250年の保護樹木を燃やした認知症患者に「執行猶予」が宣告された。

クァンジュ(光州)地裁は28日「山林保護法違反の容疑で起訴されたA(63歳)に対し、懲役3年・執行猶予4年を宣告し、保護観察も命令した」と明らかにした。

被告Aは昨年6月23日午後9時ごろ、チョルラナムド(全羅南道)ファスン(和順)郡のアカメヤナギの保護樹木をトーチバーナーで燃やした容疑で起訴された。

アルツハイマー型認知症の治療薬を服用している被告Aは「この木が保護樹木だとは知らず、虫やヘビなどを退治しようとトーチバーナーの火を噴射しただけで、木を燃やす意図はなかった」と主張した。

裁判所は、被告Aが認知症により心神耗弱状態で犯行を行なったことは認めたが、保護樹木を燃やそうとしたことは「未必の故意」による有罪とみて、懲役刑を宣告した。

裁判所は「被告は鎮火に乗り出しており、また基礎生活保障受給者で認知症を患っている状況もあり、さらに住民たちも善処を求めていることなどを基に、懲役刑を猶予した」と説明した。

Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 96