成長戦略の軸にAIを組み込んだSKグループ、26年までに80兆ウォンの投資財源を確保=韓国
成長戦略の軸にAIを組み込んだSKグループ、26年までに80兆ウォンの投資財源を確保=韓国
SKグループが、人工知能(AI)事業の大幅成長が予想されることを受け、2026年までに80兆ウォン(約9兆3541億円)の財源を確保した。

同グループは成長戦略の軸を既存の「BBC(バッテリー、バイオ、半導体)」から「ABC(AI、バッテリー、半導体)」へと変更することを決定した。

7月1日には、グループで経営に関する方針などを決定する最高組織「SUPEX追求協議会」に「半導体委員会」を設置し、委員長にSKハイニックスのクァク・ノジョンCEOを就任させた。既存の7協議体とは異なり、特定事業のみを取り扱う協議体は唯一となる。

SKハイニックスは2028年までの5年間で103兆ウォン(約11兆9969億円)を投資し、半導体事業を強化する計画だ。うち約80%に相当する82兆ウォン(約9兆5509億円)を第5世代の高帯域メモリー(HBM)などのAI関連事業分野に振り分ける。

これと関連し同社は2023年4月と8月、第4・5世代のHBM「HBM3」と「HBM3E」を開発して市場をリードしている。とくに「HBM3」を米半導体大手エヌビディアに独占供給することで、2024年1~3月期の営業利益が2兆8860億ウォン(約3兆36147億円)へと急増した。同社は第6世代「HBM4」の量産を、当初の計画より1年早い2025年に開始する予定だ。


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