社長イ・ソジン。
社長イ・ソジン。
新シーズンで帰ってきたtvNバラエティー「ソジンの家2」が6月28日(金)にスタートした。今シーズンは、入隊中の「BTS(防弾少年団)」Vにかわり、女優コ・ミンシがインターンとして新加入。また、舞台も暑いメキシコから、寒いアイスランドに移った。

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メニューも、コムタン(牛骨スープ)をはじめとする伝統的な韓国料理に変わった。なぜコムタンかというと、イ・ソジンが10年前、「三食ごはん」シリーズでコムタンを作った際、あまりの出来に「コムタン店でもやろうかな」と何気なく放った一言がきっかけになっているようで、今シーズンはそれがついに実現する“約束履行プロジェクト”らしい。

初回放送では、Vが入隊10日前、まだ見ぬインターンにメッセージを送るシーン、メンバーたちとコ・ミンシの初顔合わせの模様、そして各自料理を習い、準備万端でアイスランドに入り、初日オープンを迎えたところまでが描かれた。

はやくも“仕事のできる”インターンとして大活躍が期待されそうなコ・ミンシは、チョン・ユミとはドラマ「ライブ~君こそが生きる理由~」、チェ・ウシクとは映画「The Witch/魔女」で共演経験あり。イ・ソジンとパク・ソジュンとは初対面だが、2人ともこの番組の大変さをよく知っているので、コ・ミンシに対し、無理をしすぎないよう声掛けをしたり、体調を気にかけたり、優しく気遣う姿が印象的だった。

また、今シーズンは社長のイ・ソジンを筆頭にチョン・ユミが専務理事、パク・ソジュンが常務理事、チェ・ウシクが代理に昇進。コ・ミンシがインターンという布陣で臨み、何よりも運営にあたり、新制度が導入され、毎日その日の厨房の責任を担う“今日のシェフ”が入れ替わるシステムに。初日はイ・ソジンからの指名でチェ・ウシクが担当。絵面的に、チェ・ウシクのシェフ姿が新鮮だということと、これまでの経験上、初日はあまりお客さんが来ないだろうから、余裕を持ってできるので、シェフデビューにはちょうどいいだろうという判断らしい。

ところが、初日店をオープンするや、いきなり6人のお客さんがやってくるという想定外(⁉)の状況に見舞われ、メンバーたちがあたふたするところで初回放送が終了。第1話はなんと約2時間弱という長尺の放送時間だったが、エピソードが盛りだくさんであっという間に終わった気がする。

初回放送の視聴率は6.9%(ニールセンコリア調べ、全国基準)を記録。シーズン1の初回は8.8%だったので、それに比べると落ちてはいるが、韓国のニュース記事などでは好調な滑り出しといった論調で報じられている。

というのも、裏番組でJTBC「My name is ガブリエル」が放送されていることが、少なからず影響しているのかもしれない。「My name is ガブリエル」はパク・ボゴム、チ・チャンウクらが出演する新バラエティーで、「ソジンの家2」より1週早い6月21日にスタート。

演出を手掛けるのは、MBCで「無限に挑戦」「撮るなら何する?」を成功させた後、MBCを退社し、最近ではENA「地球マーブル世界旅行」シリーズ、tvN「ダンス歌手流浪団」などを演出したキム・テホPD。「ソジンの家2」のナ・ヨンソクPDとは、PD界の2大巨頭と呼ばれ、ライバルのようによく比較されるスターPDだ。

そんな2人が、金曜のゴールデンタイムで直接対決をすることになったため、注目されないわけがない。「My name is ガブリエル」は初回1.5%でスタートし、「ソジンの家2」と直接対決となった第2話では1.1%にダウン。僅差ならともかく、大差をつけ、「ソジンの家2」が始まったため、まずはナ・ヨンソクPDの圧勝で、好調スタートという評価なのかもしれない。どちらにせよ、見慣れぬフォーマットの「My name is ガブリエル」より、金曜夜の定位置に戻ってきて、安心して見ていられる「ソジンの家2」にまずは軍配が上がった。
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