2日、韓国統計庁が発表した「2024年6月消費者物価動向」によると、先月の消費者物価指数は113.84(2020年=100)で前年同月比2.4%上がった。昨年7月(2.4%)以後11カ月ぶりに最も低い上昇率だ。消費者物価上昇率はことし1月2.8%から2~3月3.1%に上昇した後、△4月2.9%、△5月2.7%、△6月2.4%と、3カ月連続で鈍化している。
石油類価格の上昇幅は拡大したが、農産物価格の上昇率が鈍化、また昨年の電気・都市ガス料金の引き上げによる基底効果が作用し、物価を引き下げた。日用品中心で構成される体感物価に近い生活物価は2.8%上昇し、昨年7月(2.0%)以来初めて2%台に下がった。食料品やエネルギーを除いた根源物価上昇率は2か月間の2.2%にとどまった。
物価鈍化傾向が明白になり、市場は金利引き下げ期待を高める姿だ。この日、債券市場で国庫債金利は長短期物を選ばず一斉に下がった。国庫債3年物金利は前日比4.1bp(1bp=0.01%ポイント)下げて3.169%を記録した。3年物の金利は日中に3.149%まで下がることもあった。国債10年物の金利は2.3bp下げて3.289%で取引を終えた。
韓国銀行イ・チャンヨン総裁はことし5月、金融通貨委員会記者会見で「(下半期物価上昇率が)2.3~2.4%に下がる傾向が確認されれば金利引き下げを考慮できる」と述べた。
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