国会の本会議場(資料写真)=(聯合ニュース)
国会の本会議場(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国国会は3日午後に本会議を開き、経済分野の対政府質疑を実施する。

 この日の対政府質疑では、3年目に入った尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の経済政策とその成果に対する全般的な評価が行われると予想される。最大野党「共に民主党」は崔相穆(チェ・サンモク)経済副首相らに対し、物価高など国民経済の危機と税収減による財政危機を集中的に指摘する予定だ。

 ただ、対政府質疑が正常に進められるかどうかは未知数だ。

 前日に行われた政治・外交・統一・安全保障分野の対政府質疑で、共に民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)国会議員が「正気を失った(与党)『国民の力』の議員たち」と述べたことで与野党が衝突し、本会議は紛糾。国民の力は、金氏の謝罪がなければこの日の本会議に出席できないと表明した。一方、共に民主党と金氏は謝罪するつもりはないとの立場だ。

 また、共に民主党は前日の本会議で、昨年の水害で行方不明者を捜索中だった海兵隊兵士が殉職した事故に絡んで捜査に圧力がかけられた疑惑について、政府から独立した特別検察官の任命・捜査に向けた特別法を上程できなかったため、この日改めて上程を進める方針だ。この場合、国民の力は演説を長時間続けて議事進行を妨げる「フィリバスター」で対抗するとみられる。

 しかし、金氏の発言を巡る与野党間の衝突について解決策が見いだせなければ、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長が特別法上程の要求を受け入れるのに負担を感じる可能性があるとの見方も出ている。


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