韓国最高検察庁、「検事4人に対する弾劾理由は明白な虚偽」と野党の主張に反論
韓国最高検察庁、「検事4人に対する弾劾理由は明白な虚偽」と野党の主張に反論
韓国の最大野党「共に民主党」がイ・ジェミョン(李在明)前代表を捜査した検事4人に対する弾劾訴追案を提出した件について、最高検察庁は弾劾理由が「明白な虚偽」であると反論した。

 最高検察庁は3日、「弾劾訴追理由の不存在を説明する資料」というA4用紙5枚分の資料を検察内部ネットワーク「イプロス」に掲載し、報道陣にも配布した。これは、前日にイ・ウォンソク(李沅石)検事総長が記者会見で各検事の弾劾理由に反論したのに続く、最高検察庁の後続措置とみられる。

 最高検察庁政策企画課が作成したこの資料には、カン・ベクシン(姜白信)水原地検次長検事、キム・ヨンチョル(金泳チョル)ソウル北部地検次長検事、パク・サンヨン(朴庠勇)水原地検副部長検事、オム・ヒジュン(厳熙竣)仁川地検富川支庁長の弾劾が不当であるという主張とその根拠が記されている。

 共に民主党が姜検事については、「大統領選挙への介入と世論操作の疑惑」に関連する違法家宅捜索疑惑などを問題視している。最高検察庁は「裁判所の令状審査や外部専門家らで構成された委員会を通じて捜査の適法性が確認された」と説明した。

 金検事に対して提起されたチャン・シホ氏との裏取引疑惑については、「疑惑の当事者であるチャン氏が自らを誇示するために嘘をついたと何度も明らかにした」と述べた。

 金検事がユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と夫人のキム・ゴンヒ(金建希)氏に関する収賄疑惑事件について、寛大な捜査をしたという弾劾理由には、「事件関係者の供述と客観的証拠を基に十分に検討した。告発者でさえ最終処分に異議を唱えなかった」と述べた。

 イ・ファヨン(李華泳)元京畿道平和副知事に関する懐柔疑惑を受けた朴検事については、「酒席での懐柔や虚偽陳述誘導の主張は事実無根であることが証明された」とし、「李在明氏の被疑事実公表や蔚山地検勤務時の公用物損傷の主張は根拠がない」と反論した。

 厳検事がハン・ミョンスク(韓明淑)元首相の違法政治資金事件の裁判で、虚偽の証言をするよう関連受刑者を懐柔したという、共に民主党の主張については、「韓元首相は最高裁判所の判決で懲役2年が確定し、賄賂を提供した者も偽証罪で同様の判決を受けた」と説明した。

 また、「前政権時、パク・ボムゲ(朴範界)元法相が捜査指揮権を発動し、服役者の偽証疑惑を再検討したが、不入件で終結した」とし、「厳検事による偽証教唆や検察指揮部の捜査妨害事件は、高位公職者犯罪捜査処と検察により嫌疑なしと判断され、裁定申請も最高裁で棄却された」と付け加えた。

 最高検察庁は姜検事、金検事、朴検事に対する被疑事実公表疑惑についても、「事実無根」、「明白な虚偽」、「根拠のない虚偽事実」として積極的に反論した。
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