「ブレーキを踏むほど加速」…夫婦喧嘩の噂については「ありえない」=韓国
「ブレーキを踏むほど加速」…夫婦喧嘩の噂については「ありえない」=韓国
16人の死傷者を出した韓国ソウル市庁駅での交通事故加害運転者に対する捜査を警察が行っている中、当時同乗していた妻B氏(65)がメディアのインタビューを通じて事故前後の状況を伝えた。彼女は「ブレーキを踏むほど加速した」と話した。

 B氏は3日、複数のメディアを通じて、事故当時、車のスピードが急に速くなったと主張した。彼女は「事故原因は機械の誤作動であり、私たちもどうしようもなかった」と話した。

 続けて「当時、とても当惑して叫んだが、全て録音されているはず」と付け加えた。

 B氏は病院に運ばれた後、会話を交わした夫に「なぜ逆走行したのか」と尋ね、A氏は「(ブレーキを)踏むほどさらに加速した」と答えたという。

 彼は「夫の故郷もソウルで、職場もソウルだった」とし、「ソウルの地理にはかなり詳しく、事故現場も初めての道ではなく何度も行き来した所だった」と話した。

 事故原因の一つとして挙げられるA氏が高齢であることについては「(年齢が)同じでも(夫は)肉体的に健康な人」と強調した。

 夫婦げんか中に腹立ちまぎれにアクセルペダルを踏んだのではないかという噂に対しては「ありえない」として「私たち夫婦は教会に通い、善良に暮らしていた」と話した。

 市民9人が死亡したことについては、「私も子育てをしているが。 40代の子どもを持つ親として、私もとても残念だ」と謝罪の気持ちを伝えた。

 一方、警察は事故直後、A氏夫婦の事故車両であるジェネシスG80内部のブラックボックスを入手し、会話の内容を分析した。

 警察によると、加害車両はホテルの駐車場を抜ける区間から加速を始めた。一方通行路に間違えて入った後、夫婦の会話は途絶え、A氏が「あ、あ、あ」という声を出した後、衝突場面になったという。

 妻は「あー!」と大声を上げながら「ゆっくり行って、どうしてこんなにスピードを出すの」と話したことも明らかになった。

 A氏は「100%急発進」と主張しているが、警察はA氏がアクセルペダルとブレーキを勘違いした可能性もあるとみて捜査を行っている。
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