バッテリーから完成車まで一貫生産体制、現代自がインドネシアに構築=韓国
バッテリーから完成車まで一貫生産体制、現代自がインドネシアに構築=韓国
現代自動車グループが、バッテリー大手LGエナジーソリューションとインドネシアのカラワン工業団地(KNIC)に建設した合弁工場、HLIグリーンパワーが完成した。ここで生産したNCMA(ニッケル、コバルト、マンガン、アルミニウム)リチウムイオン電池は、現代自動車のインドネシア工場に供給される予定だ。現代自動車の工場ではこれを搭載した、スポーツタイプ多目的車(SUV)の電気自動車(EV)「ザ・オール・ニュー・コナ・エレクトリック」の量産を開始し、7月17日から現地で販売する。

今回のバッテリーセルからEV生産体制の構築は現代自動車グループにとって、インドネシアを越え東南アジア諸国連合(ASEAN)でEV市場を構築する基盤を整えるという意味がある。インドネシアの人口は世界4位の多さで、バッテリーの中核材料であるニッケルの埋蔵・採掘量は世界最大だ。

同グループは「コナ・エレクトリック」を、インドネシアを代表するEVとして育成し、さまざまな企業と協力して公共の場に充電インフラを構築していく。

インドネシアで初めて、バッテリーから完成車までの一貫生産体制を整えたブランドとしてEVラインアップを拡大し、将来的には同市場に合わせてEVを投入していく。



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