中国人観光客の迷惑行為、取り締まりに「不法なことを知らなかった」=韓国
中国人観光客の迷惑行為、取り締まりに「不法なことを知らなかった」=韓国
韓国チェジュ(済州)島を訪れた一部の中国人観光客の度を越えた迷惑行為が批判の的となっている。

4日、チャンネルAによると、最近一部の中国人観光客は、ユネスコ世界自然遺産に指定された城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)など禁煙区域でタバコを吸い、吸い殻をむやみに捨てる姿を見せた。

彼らは城山日出峰で「禁煙区域で喫煙すると罰金が課せられる」という中国語案内放送が繰り返されるにもかかわらずタバコを吸っていた。

実際に公園内で発見されたタバコの吸殻12個のうち5個が中国のタバコであることが確認された。

管理事務所勤務者A氏は、喫煙者の多くが中国人だとメディアに伝えた。A氏は「聞いているのか、聞こえないふりをするのか分からない」とし「クレームを申し立てる人が来て“タバコを吸っている人がいる”とすると、すべて中国人」と吐露した。

苦情が絶えず先月25日、済州警察は「外国人基礎秩序取り締まり」を行った。だが、当時取り締まった中国人観光客らは「不法なことを知らなかった」、「知らなかったことなのに罰金を納めろと言うので悔しい」「なぜ中国人だけを取り締まるのか」などと反論した。

警察関係者は「摘発された外国人と対話すると、悪意的というよりは文化に違いによるものと思われる事例が多い」とし、「ガイドが、自身が引き受けた外国人観光客に、無断横断など基礎秩序違反事項についてあらかじめ説明をしてくれるだけで大きく変わる部分だと思う」と伝えた。

一部では、一部中国人観光客の行動が中国人全体に向けた嫌悪に広がってはならないという指摘も出ている。

韓国観光統計によると、4月に韓国を訪れた中国人観光客数は41万1331人で、昨年同月(10万5967人)に比べ288%増加した。新型コロナウイルスパンデミックが始まった2020年以降、最も多い数値だ。

一方、最近済州市の中心部の市街地で、中国人観光客と思われる子供が大便をしている姿が公開され、ネットユーザーらの眉をひそめさせた。これを止めずにその場で見ている中国人の母親の姿に、現地ネットユーザーからも恥ずかしいという反応があふれた。

これに関連し、台湾の自由時報は「済州島、中国の島になるのか?後始末に忙しい韓国政府」というタイトルの記事で「2008年韓国は中国人を対象にノービザ旅行を許可し、済州島は一躍中国人の海外旅行先として注目を浴びるようになった」と伝えた。

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