2030年以降は猛暑が韓国の夏の新たな日常に、韓国の研究チームが分析
2030年以降は猛暑が韓国の夏の新たな日常に、韓国の研究チームが分析
2023年以降、朝鮮半島における夏の平均気温が、自然的要因による気温上昇を上回るとみられている。毎年、例年以上に暑くなり、猛暑が日常化することが新たな日常となることを意味する。クァンジュ(光州)科学技術院(GIST)地球・環境工学部のユン・ジンホ教授が主導する国際共同研究チームが「第6回国際気候モデルの未来展望データ」を分析した結果だ。

韓国気象庁が5月に発表した、2024年の夏の気温に関する長期展望によると、7月と8月の月平均気温が例年よりも高くなる確率は40~50%、平年よりも低い確率は20%だった。

地球温暖化の影響で気温上昇が新たな日常となれば、韓国の夏の気温が、例年よりも低くなる確率は0%近くになると見込まれる。

研究チームによると、朝鮮半島の夏の気温はこれまでと変わらず自然的要因が重要な役割を果たすものの、2030年以降の夏の気温は例年よりも高くなる。

ただし温室効果ガスの低減に向けた政策が実施されるなど、温暖化を緩和する努力まで含む未来のシナリオでは、気温が上昇する新たな日常に到達する時期が2040年代中盤以降になるという。

ユン教授は「今回の分析は、現在の気候状態が変化し人為的要因による気候変動が起こる時期を知らせるもの」と話している。


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