北朝鮮で1990年代中盤に発生した食糧難に関する著書があるナチョス元米国際開発局長が15日、米下院財務委員会の世界食糧危機に関する公聴会に承認として出席し述べたもの。北朝鮮で250万人が餓死した1990年代中盤の飢饉は、大変珍しい都市型飢饉だったと指摘し、現在、北朝鮮で発生している初期飢饉もこの都市型になるだろうとの見方を示した。
一般的に、都市型飢饉は住民が静かに死んでいく農村型飢饉よりも、政治的にはるかに不安定さをもたらすものだと指摘する。飢饉が発生すれば都市地域では住民がデモを行い、暴動を起こし、時には政治的爆発につながることもあると説明し、1970年代の初めにアフリカ・サハラ南部のサヘル地域で大飢饉が発生した当時、これに対処しきれず13カ国のうち11カ国でクーデターが発生したことを例に挙げ、北朝鮮食糧難の深刻性を強調した。
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