ユン大統領は多国間会議のほかにも10日、チェコ、スウェーデン、フィンランド、ノルウェーの首脳らとリレー2国間会談を行う予定だ。10日夜には、バイデン米大統領が主催する親交晩餐会に出席する。11日には韓国・日本・オーストラリア・ニュージーランド首脳会議に続き、NATOパブリックフォーラムインド・太平洋セッションに講演者として出席する。
大統領室の高位関係者は「ロシア・北朝鮮の軍事協力に対してNATO同盟30カ国余りのレベルだけでなくインド・太平洋レベルでも共同のメッセージを発信する機会であると考える」と話した。彼は「今回の歴訪の主なコンセプトは米韓、NATO、そしてインド・太平洋を含む立体的な韓国の安保利益を確保すること」とも説明した。日本経済新聞はNATOがサイバー攻撃・偽ニュース対応などでIP4との協力を強化する共同文案を採択するとこの日報道した。
ユン大統領のNATO首脳会議出席を機に、米国が中国を狙って構築する軍事同盟「オーカス(AUKUS)」に韓国が参加する問題が議論されるだろうと見通されている。オーカスは、原子力潜水艦を中心にした「ピラー1」と、量子コンピューティングと極超音速、人工知能(AI)など先端軍事技術協力のための「ピラー2」に分けられるが、米国は「ピラー2」に韓国と日本を参加させる案を推進している。大統領室の高位関係者は「オーカス・ピラーー2問題は、今回のNATO首脳会議とは別」とし「長期的に検討の時間が必要なため、現在は非常に初歩的な段階で関係国家どうしが議論をしている段階」と伝えた。
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