国際砂糖価格一ヶ月ぶりに上昇転換…油脂類・乳製品も↑=韓国報道
国際砂糖価格一ヶ月ぶりに上昇転換…油脂類・乳製品も↑=韓国報道
国際砂糖価格が、ブラジル・インドなど主要生産国で収穫量が減ると見込まれ、1か月ぶりに上昇転換した。大豆油・ひまわり油など国際油脂類の価格も前月より3.1%上昇したことが分かった。

6日、韓国農林畜産食品部によると、国連食糧農業機構(FAO)は6月、世界食料価格指数が前月と同じ120.6ポイントを記録した。

品目別に見ると、国際油脂類の価格指数は131.8ポイントで前月(127.8ポイント)比3.1%上昇した。パーム油は最近価格下落で国際輸入需要が回復し、価格が上昇傾向に転じた。大豆油価格は米州諸国のバイオ燃料関連需要が増えて上昇し、ひまわり油価格は黒海地域の輸出加工量減少により、それぞれ上昇した。

国際砂糖価格指数は119.4ポイントで前月(117.1)より1.9%上昇し、1か月ぶりに上昇転換した。主要生産国であるブラジルで5月の収穫量が既存の見通しに比べて低調で、乾燥した気候が続き、生産量減少の懸念が提起されている。インドの不規則な降水量、欧州連合(EU)の収穫量見通し下方調整に影響を及ぼした。

国際乳製品価格指数も前月比1.2%上昇した。国際バター価格、脱脂粉乳、全脂粉乳などが上昇傾向を見せた。西欧およびオセアニア地域での乳量は減少したが、脱脂粉乳などの消費が増えた影響である。ただしチーズは国際輸入需要鈍化で下落した。

一方、国際穀物価格指数は前月比3.0%下落した。カザフスタンとウクライナをはじめとする主要輸出国の小麦生産見通しが改善され、トルコで一時的に小麦輸入を禁止したのも小麦価格に影響を与えた。トウモロコシはアルゼンチン、ブラジル、米国など主要生産国の生産量が増えると見込まれ、下落した。

肉価格指数は、家きん肉価格が主要生産国で供給が増えた影響で0.1%小幅下落した。

農食品部関係者は「一部食品原材料の国際価格上昇に伴う食品企業の経営負担緩和および消費者物価安定のため、割当関税を上半期30品目から37品目に拡大適用している」とし「業界と緊密に連携しながら市場状況を確認していく予定だ」と強調した。

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