船積みを待つ自動車(仁川港湾公社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
船積みを待つ自動車(仁川港湾公社提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部と韓国貿易協会は7日、今年上半期(1~6月)の自動車輸出額は前年同期比3.8%増の370億1000万ドル(約6兆円)で、上半期で過去最高を記録したと発表した。急成長していた電気自動車(EV)市場の需要が鈍化する一方で、高価格帯のハイブリッド車(HV)やスポーツタイプ多目的車(SUV)などが伸びた。

 上半期では23年(356億5000万ドル)に、それまでの上半期の最高額(14年の252億3000万ドル)を9年ぶりに塗り替えたが、さらに1年で最高を更新した。

 産業通商資源部はエコカーやSUVの輸出が北米と欧州を中心に好調だったと説明した。

 地域別では米国向けが29.8%増の184億5000万ドルを記録。上半期の韓国の自動車輸出全体に占める割合は49.9%に達し、前年同期より8.5ポイント拡大した。

 一方、欧州連合(EU)向けは30.0%減(39億4000万ドル)、中東向けは18.7%減(22億9000万ドル)、中南米向けは8.3%減(12億1000万ドル)などと低迷し、対米輸出の好調が際立った。

 燃料別では昨年まで急成長していたEVは70億2000万ドルで17.5%減少した。世界的な需要減速が影響した。一方、ハイブリッド車(19.5%増)とガソリン車(7.2%増)は増加した。

 上半期の輸出好調を受け、韓国政府は今年の自動車出目標額の750億ドル達成に期待を高めている。産業通商資源部関係者は、技術力で世界と圧倒的な差をつけるため今年4400億ウォン(約510億円)を投じるなど、官民で5年間に2兆ウォン以上を投じる計画と説明している。


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