延長戦を制して優勝し喜んでいるイ・ガヨン(写真:KLPGA)
延長戦を制して優勝し喜んでいるイ・ガヨン(写真:KLPGA)
イ・ガヨンが7日、韓国・インチョン(仁川)市のBearsBest Cheongna CCで行われた2024ロッテオープン(賞金総額12億ウォン)で、通算18アンダー270で、チェ・イェリム(25)、ユン・イナ(21)と同打を記録した後、延長戦を繰り広げた。延長戦でイ・ガヨンは1.5メートルのバーディーパットを成功させ、パーを記録したユン・イナとチェ・イェリムを引き離して優勝を確定付けた。3回連続で延長戦に進む珍記録を記録した大会で、イ・ガヨンは1年8か月ぶりに2回目の優勝を果たし、賞金2億1600万ウォンを確保した。

 歴代級の最終ラウンドだった。3打差で余裕を持って最終日をスタートしたイ・ガヨンが11番ホールまでイーブンパーで停滞している間、チェ・イェリムとユン・イナが猛追してきた。2人ともボギーなしでバーディーを続け、イ・ガヨンを脅かした。特に、ユン・イナはなんと9つのバーディーを記録してコースレコードを作り、勝負を延長まで導いた。しかし、延長戦で精巧なバーディーパットを前面に押し出したイ・ガヨンが制した。

 優勝確定後、イ・ガヨンは「3打差でスタートしたが、なぜかプレッシャーが全くなかった。緊張はしなかったが、バーディーチャンスが来た時に本当に入らなかった。辛抱して待っていたら大丈夫だと思ったが、後半にリーダーボードを見た時、皆がたくさんついてきて、その時から緊張感が押し寄せてきた。それでも『怖がらないようにしよう』、『今よりもっとうまくできない』という考えでプレーして優勝まですることができた」としながら、11番ホールまでバーディーが出なかった理由については「よく打ったが、ずっと入らなかった。それでも1つでも落ちればできると思って待ちながらプレーした」と話した。

 「2022年の優勝以来、試合がうまくいかなかった。うまくいかなかった瞬間が多かったが、突然思い出して涙が出た」とし「これまで成績が良くなかったが、たくさん応援してくれたファンの方々のおかげで最後まで力を出せた」と話した。また「アラブ首長国連邦に派兵した兄が帰ってきて今回の大会を見守った」とし「家族が集まった大会で優勝したら涙が出た」と優勝の感想を明かした。

 紆余曲折の末に優勝したイ・ガヨンは、「前半に1勝を収めたので、後半も1勝を追加したい」とし、「個人的にハイト真露チャンピオンシップで優勝したい。ビールを飲むセレモニーが特別で、欲が出る」と今後の覚悟を語った。

 FRに1万8500人のギャラリーが入場して歴代最高入場者数を記録し、スポンサーであるロッテの様々なイベントと選手たちの試合を楽しんだ。最後の18番ホールでは、特にK-POPと一緒に楽しむ時間を設け、PSY(サイ)の「チャンピオン」と様々なK-POPに合わせてギャラリーが踊るユニークなイベントでギャラリーに多くの楽しみを与えた。


[2024KLPGA]1年9か月ぶりについに「ストロークプレー」で延長優勝するイ・ガヨン_ロッテオープンFR
[2024KLPGA]1年9か月ぶりについに「ストロークプレー」で延長優勝するイ・ガヨン_ロッテオープンFR




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