デジタル利用で配送地域・売り上げ拡大、大田市の桃馬大市場=韓国
デジタル利用で配送地域・売り上げ拡大、大田市の桃馬大市場=韓国
テジョン(大田)市トマ(桃馬)洞に、1970年代初めに形成された桃馬クン(大)市場は、付近の工場に勤務する労働者が帰宅時に買い物をする場として形成された。大田市において、現時点でもっとも大きな市場で、大型駐車場3か所を備える。

同市場では昨今、高齢消費者が主流となり売り上げと消費の停滞が憂慮されていた。このため同市場はネイバーの市場向けプラットフォームで付近の地域へ、またオンラインショッピングモール「オンヌリ伝統市場」を使用して全国への配送を実施した。

駐車場に配送センターを建設し、注文に対応する管理者を配置している。全国配送サービスを開始してから4か月で注文数は2477件に迫った。好調を受け同市場は「ネイバー」「クーパンイーツ」「配達の民族」などへ、プラットフォームと配送地域、売り上げを拡大している。

さらに同市場はクラウドファンディングも実施。コラボレーション商品開発、家で楽しむ市場旅といった六つの価値を併せ持つブランド「COME ON」も開発した。

同市場商人会のシム・ボソン会長は「『オンヌリ伝統市場』の利用開始後、短期間で売り上げを伸ばしたことで参加する店舗が増えている。2024年はオンラインで200店舗の展開を目指す」と述べた。


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