「キム・ホジュンに善処を」100件以上の嘆願書…きょう初公判＝韓国

飲酒ひき逃げ事故を起こし拘束起訴されたトロット歌手キム・ホジュン（33）の初公判が10日に開かれる。今回の公判を控え、裁判部には「キム・ホジュンの善処を訴える」という嘆願書が100以上提出されたと伝えられた。

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10日韓国法曹界によると、きょう午後2時30分、ソウル中央地方裁判所は特定犯罪加重処罰法などに関する法律違反（危険運転致傷）・逃走致傷・道路交通法上の事故後未措置・犯人逃避教唆（きょうさ）などの容疑で起訴されたキム・ホジュンの1次公判を開く。

犯人逃避教唆などの容疑で共に起訴されたセンガクエンターテインメントのイ・グァンドゥク代表とチョン某本部長らに対する公判もきょう開かれる。

キム・ホジュンは初公判を控え弁護団を交代した。

当初、キム・ホジュンを弁護していた検察総長職務代行出身のチョ・ナムグァン弁護士をはじめ、当初選任されていた法務法人テファンの弁護士3人は辞任した状態だ。

キム・ホジュンは法務法人トンインを新たな法律代理人として選任し公判を準備したと伝えられた。法務法人トンインは2020年にキム・ホジュンのファンコミュニティーが悪質コメントを告発した際に事件を担当した法人で、検事、裁判長などの前官弁護士が所属する大規模法律事務所だ。

これに先立ち、キム・ホジュンは5月9日、ソウル・カンナム（江南）の道路で飲酒運転をして事故を起こした後、現場を離れた。当初、飲酒の事実を否認していたキム・ホジュンは後になってこれを認めたものの、血中アルコール濃度を測定できず、起訴段階で「飲酒運転」の容疑は外された。

その後、キム・ホジュンのように飲酒運転事故後に逃走し、追加で飲酒し飲酒測定結果を歪曲（わいきょく）する行為を防止するための法案が国会で発議された。