国際オリンピック委員会(IOC)のオフィシャルパートナーであるサムスン電子は、パリ五輪に出場する約1万7000人の選手全員に同エディションを提供し、IOCと協力して「ビクトリーセルフィー」プログラムを実施する。
オリンピックの表彰式には携帯電話を含むあらゆる私物の持ち込みが禁じられていたが、今大会では初めて表彰台の上での自撮りが可能になる。
オリンピックエディションは、ギャラクシーZフリップ6のイエローをベースにパリ五輪・パラリンピックのゴールドのエンブレムとサムスンのロゴがあしらわれている。
併せて提供される「フリップスーツケース」は、フランス代表の選手団が開会式で着用するスーツをデザインしたLVMHグループのラグジュアリーメンズウエアブランド「ベルルッティ」とコラボレーションした。ケースの色は五輪旗からインスピレーションを得たという。
また、さまざまなスポンサー企業と協力し、選手が五輪期間中に利用できるアプリやサービスも提供する。仏通信大手のオレンジとは5Gデータが使用できる容量100GBのeSIMを提供し、「サムスンウォレット」には選手村に設置されたコカ・コーラの自動販売機を無料で利用できる「インアプリパス」、パリの公共交通機関が乗り放題になる交通系カード「イル・ド・フランスモビリティー」がインストールされる。
選手は標準搭載された人工知能「ギャラクシーAI」の通訳機能などを使い、リアルタイムでコミュニケーションしながらカメラ機能で競技の準備過程などを撮影できるようになる見通しだ。製品には2年間の国際保証サービスもついている。
サムスン電子の関係者は「選手たちがギャラクシーAIで五輪の感動を世界のファンと共有し、これまでになかった一味違う五輪体験が広まることを期待する」と述べた。
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