ユン大統領はこの日、ワシントンDCで開かれたNATO(北大西洋条約機構)パブリックフォーラムインド・太平洋パートナーシップ基調演説で、「大韓民国は自由・平和・繁栄の3大ビジョンと包容・信頼・互恵の3大協力原則を盛り込んだインド・太平洋戦略を根幹に同盟・友好国の手を固く握り、インド・太平洋と大西洋の平和と繁栄を守護するために共に動く」と述べた。韓国の大統領がNATOパブリックフォーラムに出席して演説するのは、ユン大統領が初めてだ。
ユン大統領は「ウクライナ戦争、そしてロシアと北朝鮮の協力は大韓民国とNATOの協力をさらに強固にした」とし「大韓民国は米韓同盟と日米韓協力、そしてNATO加盟国との緊密な協力を通じてロシアと北朝鮮の不法な軍事経済協力を無力化し遮断させていく」と述べた。それとともに「ウクライナ戦争の終息とウクライナの平和と再建のための包括的支援も続けていく」と述べた。ユン大統領は「大韓民国は自由で平和に繁栄するインド・太平洋のために責任をもって行動していく」と演説を締めくくった。
演説後、ユン大統領はケネス・ワインスタイン元ハドソン研究所所長と対談した。この席でユン大統領は「ウクライナ戦争を媒介にした露・北協力は、各自緊急な必要性に応じて便宜的に結託したものと見られる」とし「露・北協力の様相が、大韓民国の安保と国際平和に及ぼす影響を同盟国と友好国同士が綿密に分析し、相応の対応方案を講じていく」と話した。
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