韓米首脳は共同声明で、「北朝鮮の韓国に対するいかなる核攻撃も(韓米の)即時的、圧倒的、決定的対応に直面するだろう」と表明した。
尹大統領は「あらゆる範囲の韓国の力量が韓米同盟の連合防衛体制に大きく寄与するだろう」として「韓米間の一体型拡大抑止体制が整えられた」と述べた。
バイデン大統領は「韓国に対する米国の拡大抑止公約は、核を含むあらゆる範囲の米国の力量に支えられている」と強調した。
両首脳は、韓米の核協議グループ(NCG)発足後の進展は両国が真のグローバル包括戦略同盟であり、いつにも増して強力な相互防衛関係を結んでおり、朝鮮半島の平和、安定、完全な非核化に対する共同の利益を有していることを実証すると述べた。
また、▼保安手続きと情報共有の拡大▼危機や有事の際の核協議手続き▼核および戦略企画▼韓米の核・在来式(通常戦力)統合を通じた有事の際の米国核作戦に対する韓国の在来式支援▼戦略的メッセージ▼演習・シミュレーション・訓練・投資活動▼リスク減少措置――を含むNCGの課題の迅速な進展を引き続き推進することで合意した。
金泰孝(キム・テヒョ)国家安保室第1次長は現地での会見で、韓米NCGの主な課題は同盟の核抑止政策と核廃棄に対する原則と指針を提供する文書を作成することだったとした上で、「両国国防部が署名し、両国首脳が共同声明でこれを承認したことで韓米核抑止、核作戦指針が完成した」と説明した。
大統領室は、これにより米国の核戦力と韓国の先端通常戦力が統合され、北朝鮮の核を抑止すると同時に強力対応が可能な韓米一体型の拡大抑止システムが構築されたと明らかにした。
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