経営側が1万30ウォン、労働側が1万120ウォンを提示し、投票の結果、経営側に14票、労働側に9票で経営側の案に決まった。同委員会は労使の委員各9人と有識者の公益委員9人の27人からなるが、公益委員の提案に反発した労働側委員のうち4人が投票に参加しなかったため、投票は23人で行われた。公益委員のうち4人が労働側、5人が経営側に投票したとみられる。
25年度の最低賃金を決める同委の第1回会議は5月21日に始まり、53日で協議が終了した。過去最長の110日をかけた昨年の半分の期間で決まり、予想より早い決着となった。
韓国の最低賃金が1万ウォンを超えるのは1988年に最低賃金制度が導入されて以来初めて。最低賃金は2014年に5000ウォンを超え、それから11年で1万ウォンを突破することになる。ただ、前年からの引き上げ率は1.7%で、21年(1.5%増)に続き過去2番目の低さとなった。
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