ただ、証拠隠滅や逃走の恐れがないとして身柄は拘束しなかった。
地裁は「巨額の資金を北に渡し、外交・安全保障上の問題を起こした」などと量刑の理由を述べた。
キム被告は2018~22年、李華泳(イ・ファヨン)元京畿道平和副知事にサンバンウルグループ名義の法人カードや車両の提供、李氏側近への給与支給などの方法で約3億3400万ウォン(約3800万円)を渡した罪で起訴された。
また、京畿道が北朝鮮側に支払うとしたスマートファーム(農林複合型モデル農場)支援事業費500万ドルと当時の李在明・道知事の訪朝費用300万ドルを肩代わりし、見返りに道が推進する対北朝鮮事業の優先的な事業機会などを約束された。検察は金融制裁対象である北朝鮮側関係者に巨額が渡されたとして外国為替取引法違反の罪でキム被告と李華泳氏を起訴。李氏は先月、外国為替取引法違反の罪や収賄罪などで懲役9年6カ月を言い渡された。
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