韓米首脳会談で握手する尹大統領(右)とバイデン米大統領(共同取材)=11日、ワシントン(聯合ニュース)
韓米首脳会談で握手する尹大統領(右)とバイデン米大統領(共同取材)=11日、ワシントン(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓米首脳が「朝鮮半島核抑止核作戦指針に関する共同声明」を採択したことを受け北朝鮮が核能力の強化に言及したことについて、韓国国防部は14日、「北が核使用を試みるなら韓米同盟の圧倒的な対応で北の政権は終末を迎える」と改めて警告した。

 また、「北の政権が核兵器を使用しても生存できるシナリオはないことを強く警告する」と非難した。

 韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と米国のバイデン大統領は11日(現地時間)、米ワシントンで行った会談で、北朝鮮の核の抑止と対応のために米国の核資産を有事・平時を問わず朝鮮半島での任務に割り当てる内容が盛り込まれた核作戦指針を採択した。

 これに対し、北朝鮮国防省は13日に報道官談話を出し、「米国と韓国が見せた挑発的な態度は地域の安全保障を危うくする根源」とし、「核抑止態勢をより向上させることが求められている」と主張した。

 韓国国防部は北朝鮮側が「核抑止態勢」に言及したことに関し、「そもそも北の核脅威がなかったら指針も必要ではなかった」と反論し、「指針は高度化している北の核能力と露骨な核使用威嚇に対応するための正当な措置」と強調した。また、「朝鮮半島危機の高まりの原因は北の政権」と批判した。


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