韓国国家安保室は15日、チャン・ホジン(張虎鎮)国家安保室長の主宰で安保分野の関係省庁会議を開き、NATO首脳会議の訪問に関連するフォローアップ措置を議論したと発表した。
出席者たちは、朝鮮半島核抑止指針を実質的に履行するため、朝鮮半島の核運用に関する情報共有、協議、共同企画および実行などを分野別に推進していくことを決定した。
米韓間で毎年開催される政府全体のシミュレーション(TTS)と国防・軍事図上訓練(TTX)を通じて必要な演習も実施する予定だ。
出席者たちは、核心的な安保利益を脅かすロシアと北朝鮮間の違法な軍事・経済協力について、NATO首脳会議の共同声明やインド・太平洋パートナー国(IP4)の共同声明を基に断固として対応することにした。同時に、ロシア側とはロシアと北朝鮮間で締結された「包括的戦略的パートナー関係に関する条約」などに関連した対話を続け、相応の対応措置を検討・推進していく。
また、北朝鮮の武器に関する情報についても早期共有が可能となるよう準備を進めることにした。
政府はこのほか、NATO首脳会議を契機に合意された原子力発電・エネルギー・防衛産業協力の方策を早急に履行する方針だ。さらに、「北朝鮮脱出住民の日」行事に関連するフォローアップ措置の課題を3つの分野、10の課題に体系化した後、詳細な履行計画も議論する予定だ。
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