同研究所の面積は1000平方メートル。住居用はもちろん、商業・産業用まで多様な暖房・換気・および空調(HVAC)の新製品を、欧州に合わせて設置・テストすることで差別化された品質を確保するのが狙いだ。
欧州エアソリューション研究所は、ノルウェーやイタリアの大学などが参加し6月に発足した欧州先端ヒートポンプ・コンソーシアム(ECAHR)の運用も担当する。さらに同研究所を、ヒートポンプやスマートホーム分野の優れた人材を採用、育成し急成長する欧州のHVAC市場の拠点として活用して区計画だ。
欧州では、カーボンニュートラルによりHVAC市場の成長が続いている。LG電子は2024年、欧州のHVAC市場の規模が約130億ドル(USD、約2兆円)に達するとみている。その後3年間は5%ずつ成長するとも予想する。
これに合わせ同社は空調製品を含む家電の中核部品であるコンプレッサやモーターを自社開発し、生産している。さらに熱交換器やインバーター、ヒートポンプに関する技術開発のため研究開発(R&D)投資を続けている。
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