また未就業者の5人に1人は、3年以上就職していないことが分かった。働いていない人のうち、就職のための準備をしている若者の割合は3年連続で下落した一方で、一般企業を希望する割合が公務員希望の割合を初めて上回った。
◇初就職まで平均11.5ヵ月 3年以上未就業24万人
就職を希望する15~29歳の若者が初めて就職するまでにかかった期間は平均で11.5カ月だった。前年より1.1カ月伸び、2004年の統計開始以来、最長となった。
47.7%は最初の就職先を見つけるのに3カ月もかからなかったが、30.0%は1年以上かかった。3年以上かかった人の割合は前年の8.4%から9.7%へと増えた。
学歴別に見ると、高卒以下は1年5.6カ月で前年より2.8カ月伸びた。大卒以上は8.2カ月から8.3カ月に伸びた。
5月時点での未就職卒業者は129万人で、前年より約2万9000人増えた。未就職の期間は6カ月未満が52万5000人で40.7%を記録し、3年以上就職していない人は23万8000人で、前年(21万8000人)より2万人増えた。割合も17.3%から18.5%に増えた。
働いていない若者のうち、就職試験などを準備している人は56万5000人で、前年より6万9000人減った。3年連続での減少となった。
このうち一般企業を希望する人が前年より2.4ポイント増えた29.7%を記録し、最も多かった。統計開始後、初めて公務員希望(23.2%)を上回った。
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