米国の核科学者会(BAS)が報告書を通じて、北朝鮮が核弾頭を最大90基製造できる核物質を生産し、すでに約50基を組み立てたと推定した。

これは、北朝鮮が50基を保有していると推定したスウェーデンのシンクタンク、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)と長崎大学の核兵器廃絶研究センター(RECNA)と類似した規模だ。

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)は16日、BASが米軍と民間研究機関が発表した資料や衛星写真などを総合的に分析し、このような推定結果を出したと報道した。

報告書によると、北朝鮮は最大90基の核弾頭の製造が可能な核分裂物質を生産し、主に中距離弾道ミサイルで使用される核弾頭約50基を組み立てたものと推定している。

2022年に発刊された最新のBASの報告書では、北朝鮮の核弾頭の保有数が20基から30基と推算されている。今回の報告書では、核弾頭の推定数が2年間で2倍に増えたことになる。

BASでは北朝鮮の核弾頭の威力を10から20キロトン程度とみている。1945年に米国が広島に投下した核爆弾「リトルボーイ」の威力は16キロトン級だった。

さらに「北朝鮮は短距離、中距離、長距離ミサイルに搭載する核弾頭を保有していると推定されるが、長距離用の場合、その能力が公に立証されたことはない」と説明している。
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