韓国俳優イ・ドンゴンが5月25日、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた映画『今、愛する人と暮らしていますか?』の初日舞台挨拶に姿を見せた。舞台挨拶終了後にはメディアとの合同インタビューに応じ、映画・音楽に関する自身の思いなどを語った。

イ・ドンゴン の最新ニュースまとめ

以下は一問一答。

-『今、愛する人と暮らしていますか?』は、これまでの出演作品から比べると大変大人っぽい映画ですが、出演を決められた理由をお聞かせ下さい。
イ・ドンゴン:はい、その通りで、大人っぽい映画だと思いましたね。それに挑戦してみたいという気持ちがあったことが理由の1つです。また、共演した俳優のみなさんが、日頃から尊敬していた方々でしたので、ぜひ一緒に作品を作りたいと思いました。それから、この作品が“不倫”という非凡なテーマを扱っていますが、ただ不倫を扱うにしては、他の作品と比べて少し違った視点でアプローチをしている点に惹かれ、出演を決めました。

-2組の夫婦が入り組んだストーリーで、ご自身も舞台挨拶では「自分ではこういう夫にはならない」と話されていましたが、もし友人がこういう状況になったらどんなアドバイスをしますか?
イ・ドンゴン:まだ結婚している友達がいないので想像しにくいのですが、どんな友達か、どんな結婚生活を送ってきたのかで違ってくると思います。結婚したからといって無条件に「その愛を貫け!」というのも正解ではないと思いますし、その友達自身が幸せになれるように考えてアドバイスをすると思います。でも、自分が直接的にアドバイスするのは難しいと思うので「慎重に行動しなさい」ということだけは伝えると思いますよ。

-イ・ドンゴンさんはどのような夫になりたいですか?理想の夫婦像のようなものがあったら教えてください。
イ・ドンゴン:まず妻には尊敬されるような夫になりたいと思います。社会人として家庭人として尊敬される存在でいたいですね。そして、自分も相手を尊敬していたいと思います。それから子どもができたら友達のような父親でありたいと思っています。もちろん、子どもが間違ったことをすれば殴るときもあるかもしれませんが、大きな意味では常に友達のような父親像でいたいです。できれば結婚前に仕事に対する欲求はすべてぶつけて、結婚したら(映画で演じた)ヨンジュンのようにならないよう、家庭中心に生きていきたいと思っています。

-映画の中のヨンジュンさんは若くして成功していますし、ドンゴンさんも若くして成功していると思いますが、成功の秘訣は?
イ・ドンゴン:半分は“努力”で、半分は“運”だと思っています。映画でも音楽でも、どんなにベストを尽くしても運がないとなかなか成功するのは難しいと思いますので、僕自身は「ベストを尽くして後は運を天に任せる」というスタイルです。

-今作のエンディングでもドンゴンさんの歌声が流れ、映画全体にも特別な効果を与えています。本人が挿入歌を歌われることは特別な作業だと思いますが、劇中で自身の歌を聴いたときの感想を教えてください。
イ・ドンゴン:OSTや作品の中で流れる歌など、これまでにも何度か参加させていただいています。『ガラスの華』や『B型の彼氏』でもそうでした。毎回、俳優として活動しながらも、歌に対する渇望というものが自分の中に存在していて、それを自分の出演作品の中でお見せしたいという理由で参加してきました。ただ、今回の映画でそれは最後になるのではないかと思っています。僕自身のアルバムを発売することになりましたし、ファンの皆さんにアルバムを通してお聴かせしたいと思っています。

-来月日本でリリースされるアルバムで、思い入れのある曲や、レコーディングでのエピソードを教えて下さい。
イ・ドンゴン:個人的に愛着があるのはアルバム『My Biography』の最後のトラックにある「BIOGRAPHY」のアコースティック・バージョンです。これは最初は用意していなかったのですが、プロデューサーがこっそりと準備を進めていて、レコーディング中に初めて聴かせてもらいました。聴いたときは、驚くと同時に嬉しくなって本当にサプライズトラックだなと思いました。

-日本で行なわれるコンサートでは、どんなステージを考えていらっしゃいますか?
イ・ドンゴン:今は僕自身がまだドラマの撮影中なので、具体的なステージの構成までは準備していませんが、スタッフは既に動き始めています。ただ、今頭の中で考えているものとしては、昔見た<イーグルス>のステージにとても感動したので、あまり派手にせずアコースティックな感じで、見せるよりも聴かせるコンサートにしたいと思っています。

-以前、日韓合作の『フレンズ』というドラマがありましたが、今後共演してみたい日本の俳優さんはいらっしゃいますか?
イ・ドンゴン:一番親しみを持っている女優さんは広末涼子さんです。僕が日本の作品に興味を持って見たときに、広末涼子さんの出演作品が多くて印象的でした。ただ、他にも良い俳優さん、女優さんがたくさんらっしゃるということも知っています。最近見た中では『ジョゼと虎と魚たち』や『メゾン・ド・ヒミコ』などでも、日本の俳優さんの演技に接しました。そんな中で、僕自身が「どの俳優さん」と選ぶ資格があるのかどうかわかりません。良い作品であり、良い役であればぜひ挑戦したいと思っています。

-今日のようにさわやかなドンゴンさんも素敵ですが、映画の中のように髭をはやしたワイルドなドンゴンさんも素敵です。ご自身はどのようなスタイルがお好きですか?
イ・ドンゴン:僕自身は、ファッションを気にしたりするのがあまり好きな方ではありません。「めんどくさい」と思ってしまうタイプなので(笑)、髭もそらず、髪も切らずに伸ばし放題で、服装も楽な格好が1番です。ただ、僕は演技者なので、作品の中では違ったスタイルを要求されることがあります。ですから、その役にあったスタイルでいることが、1番楽なスタイルではないかと思います。


イ・ドンゴンは来たる6月25日に日本デビューアルバムを発表する予定で、さらに8月22日には東京国際フォーラムでの単独コンサートが決定している。

アルバムの詳細: http://www.sonymusic.co.jp/leedonggun
コンサートの詳細: www.leedonggun-live.jp
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