京義・中央線一山駅の電光掲示板に列車の運転見合わせの案内が表示されている=18日、高陽(聯合ニュース)
京義・中央線一山駅の電光掲示板に列車の運転見合わせの案内が表示されている=18日、高陽(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央災難(災害)安全対策本部は18日、全国的な大雨により同日午前5時現在、8広域自治体の36市・郡・区で585世帯・887人が避難したと発表した。

 避難した人数の内訳は全羅南道が219人、慶尚南道が134人、京畿道が118人、忠清南道が77人、慶尚北道が30人などとなっている。

 忠清南道の論山では畜舎が崩壊し、1人が死亡した。被害が自然災害によるものかを調査中だ。

 今回の大雨で、京畿道で47軒、全羅南道で161軒の住宅が浸水した。江原道では土砂の流出が2件発生し、全羅南道では279ヘクタールの稲田が冠水した。

 消防当局は、この日午前4時までに人命救助6件を含め計1091件の救助・安全管理活動を行った。

 現在、京畿道で37カ所、ソウル市で2カ所など計47カ所の道路や地下車道が通行止めとなっている。

 鉄道は京元線の徳停駅―漣川駅と京義線の文山駅―都羅山駅の2区間で運転を見合わせている。

 多島海海上国立公園、北漢山国立公園など六つの国立公園の305区間も閉鎖された。

 気象庁によると、大雨警報・注意報が発令された首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)、江原道西北部、忠清南道北部では1時間に30~60ミリの非常に強い雨が降る恐れがある。

 16日午前0時から18日午前5時までの累計降水量は京畿道坡州市で593.5ミリ、京畿道漣川郡で448.5ミリ、仁川市江華郡で344.0ミリ、江原道鉄原郡で315.5ミリを記録した。 


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